「Routing Group」とはどのようなものでしょうか? 「Routing Group」はどれを利用すれば良いでしょうか

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2022年4月14日 (2022年4月20日:更新)

1.「Routing Group」とは

Routing Groupとは、FIC-Routerに内包される仮想的Routerです。
Routing GroupはFIC-Router内に8グループ提供されており、1つのグループが1つのルーティングテーブルを保持しております。
※それぞれのルーティングテーブルをRouting Groupとして定義しています。
FIC‐Connection(L3)を新設する際に、所属するRoutingGroupを選択する必要がございます。

FIC-Routerは複数のルーティングテーブルを保持していることから、
FIC-Connnectionが所属するRoutingGroupを分けることによって、1つのFIC-Routerでお客さまのネットワークを分けることが可能となります。
初期状態では、異なるRoutingGroup間での通信は出来ませんが、FIC-FW/NATを設定いただくことで異なるRoutingGroup間での通信が可能です。

注意事項
・FIC-FW/NATが設定できるのはRouting Group1~4のみです。
・FIC-FWを購入すると、ルール設定の有無に関わらず購入時点でRouting Group1~4の経路は相互に広告されます。
・Routing Group 5~8はFIC-FWを購入しても経路は交換されません。

・FIC-FWの申し込みをしていない状態で、FIC-NATの申し込みをした場合、FIC-NAT通信を通過させるためのルールが、FIC-FWに対して自動的に付与されます。
(※ FIC-NATのポリシー設定は必須です。)
・FIC-FW申込後に、FIC-NATの申し込みをした場合、FIC-NAT通信を通過させるためのルールは自動付与されません。お客様自身にてルールの設定をお願いします。
・Routing Groupの追加、変更、削除を行うことは出来ません。
・作成できるRouting Group数の上限は、1FIC-Routerあたり8個です。
・Routing Groupに接続できるコネクション数の上限は、1Routing Groupあたり32個です。

Routing Groupにつきましては、FIC-Routerの詳細も併せてご参照ください。
FIC-Routerの詳細はこちら

FIC-Routerが保持する経路数の詳細については以下をご参照ください。
FIC-Routerが保持する経路数はどのようにカウントされますか?

2.「Routing Group」はどれを利用すれば良い?

2つ以上のコネクションを互いに通信させたい場合は同じRouting Groupを設定ください。
また、ネットワークを分けるか/分けないか、およびFWやNATを導入するか/しないかによってRouting Groupを設定いただく必要がございます。
なお、Routing Group1~4(FIC-FW/NAT設定可能)、Routing Group5~8は、それぞれどれを設定いただいても機能に差分はございません。

Routing Groupが違う場合

・別々のルーティングテーブルを利用するため、お客さま内のネットワーク(コネクション、事業者側のネットワーク)を分けて管理することが可能です。
・異なるRouting Group間においてFIC-FW(フィルタリング機能)、FIC-NAT(NAT機能)が利用できます。
 ただし、FIC-FW/NATが設定できるのはRoutingGroup1~4のみです。
・FIC-FW/NATを利用すれば、異なるRoutingGroup間(Routing Group1~4)での通信が可能です。

Routing Groupが同じ場合

・同じルーティングテーブルを利用するため、お客さま内のネットワーク(コネクション、事業者側のネットワーク)を分けず管理することが可能です。
・FIC-FW(フィルタリング機能)、FIC-NAT(NAT機能)はご利用いただけません。

FW/NATの詳細も併せてご参照ください。
FIC-FWの詳細はこちら
FIC-NATの詳細はこちら

なお、FIC-Router(XaaS)ではRouting Group1がEndユーザに公開・経路広告されるRouting Groupとなります。
(他のRouting Groupへの変更は不可)

注意事項
・FIC-Connection新設後にRouting Groupを変更することはできません。
・FIC-FWを購入すると、ルール設定の有無に関わらず購入時点でRouting Group1~4の経路は相互に広告されます。
・FIC-FWの申し込みをしていない状態で、FIC-NATの申し込みをした場合、FIC-NAT通信を通過させるためのルールが、FIC-FWに対して自動的に付与されます。
(※ FIC-NATのポリシー設定は必須です。)
・FIC-FW申込後に、FIC-NATの申し込みをした場合、FIC-NAT通信を通過させるためのルールは自動付与されません。お客様自身にてルールの設定をお願いします。

 

3.イメージ図

・接続先Aと接続先Bは同じRouting Groupであるため、FIC-FW/NATを設定しなくても通信が可能です。
・接続先Dと接続先Eも同じRouting Groupであるため、FIC-FW/NATの設定は出来ませんが通信が可能です。
・接続先A,Bと接続先Cは、別のRouting Groupのためそのままでは通信不可ですが、FIC-FW/NATを設定していただくことで通信が可能です。
・接続先A,B,Cと接続先D,Eは、別のRouting GroupかつRouting Group8でありFIC-FW/NATを設定できないため、通信することができません。