7.1. 【β版限定】FIC-Connection AWS(Public VIF)¶
注釈
- こちらのページはβ版提供用のお客様専用です。当社がご案内する場合を除き、このページの内容ついてはご放念ください。
7.1.1. サービス概要¶
Amazon Web Services(以下AWS)が提供するDirect ConnectとFlexible InterConnect(以下FIC)を接続します。
「仮想インターフェイス」の概要は以下の通りです。
Public VIF :VPCを含むAWSのさまざまなリソースとの間で、グローバルIPアドレスにより接続するための仮想インターフェイス
購入したFIC-RouterからAWSへアクセスするには、AWSへのFIC-Connectionを購入する必要があります。
FIC-Connectionの共通仕様につきましては、こちら を参照ください。
7.1.2. 構成パターン¶
ここでは接続構成の代表例(推奨構成)のイメージ図を示します。全接続パターンは、 接続形態と接続タイプ をご参照ください。
図内の[②FIC-Connecting Point]、[③ロケーション]につきましては、 Connecting Point をご参照ください。
7.1.3. Connecting Point¶
FIC-Connection AWS(Public VIF)は、以下の〇が付いたConnecting Pointを選択可能です。なお、Connecting Pointは分散させることで冗長構成を実現しています。詳しくは AWSサイト (AWS Direct Connect の回復性に関する推奨事項)をご参照ください。
注釈
以下のConnectiong PointからAWSの全てのリージョンへ接続することが可能です。AWS東京リージョン以外へ接続する際は、AWSの仕様によりDirect Connect Gatewayを利用いただく必要がございます。具体的な接続方法はAWSまでご確認ください。
Pm-@Tokyo-CC2-●またはPm-Equinix-TY2-●のいずれかをPrimaryとして選択可能です。SecondaryはPrimaryとは異なるConnecting Pointが自動的に選択されます。
選択可能なConnecting Pointが複数ございますが、FIC側の仕様・機能の差分はございません。
①提供エリア |
②FIC-Connecting Point |
選択可否 |
③ロケーション |
|---|---|---|---|
Japan East |
Pm-@Tokyo-CC2-1
(Primary)
Pm-Equinix-TY2-1
(Secondary)
|
〇 |
AT Tokyo CC2
Equinix TY2, Tokyo
|
Japan East |
Pm-Equinix-TY2-2
(Primary)
Pm-@Tokyo-CC2-2
(Secondary)
|
〇 |
Equinix TY2, Tokyo
AT Tokyo CC2
|
Japan West |
Pm-Equinix-OS1-1
(Primary)
Pm-Equinix-OS1-2
(Secondary)
|
〇 |
Equinix-OS1
|
7.1.4. 接続形態と接続タイプ¶
FIC-Connection AWS(Public VIF)では、以下の接続形態、接続タイプの組み合わせになります。
接続形態 |
接続元 |
接続タイプ |
説明 |
推奨構成(SLA対象) |
|---|---|---|---|---|
L3接続 |
FIC-Router (Paired) |
FIC-Connection (Paired) |
1つのRouting GroupのPrimary/SecondaryにそれぞれAWSのConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Paired)で接続します。(下図参照) |
○ |
注釈
- FIC-ConnectionのPrimaryとSecondaryで別々のConnecting Pointが選択され、冗長構成となります。
- FIC-Router (Paired)と接続されるため、SLA対象の構成となります。
接続形態と接続タイプの組み合わせイメージ¶
7.1.5. 申し込み種別と方法¶
申し込み種別 |
変更項目 |
接続形態 |
納期 |
一時的な通信影響 |
有償/無償 |
|---|---|---|---|---|---|
新設 ※1 |
ー |
L3接続 |
即日 |
ー |
ー |
変更 |
広告経路/受信経路 |
L3接続 |
即日 |
なし |
無償 |
変更 |
AS-Path Prepend |
L3接続 |
即日 |
なし |
無償 |
変更 |
経路フィルタ ※2 |
L3接続 |
即日 |
なし |
有償 |
変更 |
Advertised Public Prefixes ※3 |
L3接続(Public VIFのみ) |
即日 |
なし |
無償 |
廃止 |
ー |
L3接続 |
即日 |
ー |
ー |
注釈
- ※1 別途、お客さま側のAWS操作にてVirtual Interface(L3接続の場合)の承認が必要です。
- ※2 経路フィルタの詳細は こちら をご参照ください。
- ※3 Advertised Public Prefixes変更時には、再度LOAの発行、およびAWSへLOAの送付が必要となります。詳細は、 AWSに提出するLOAの取得方法 をご参照ください。
7.1.6. 提供帯域¶
FIC-Connection AWS(Public VIF)は、以下の帯域を選択可能です。
100M/200M/500M/1G/2G/5G/10G
注釈
- FICの設備にて、選択した帯域(プラン)に応じた帯域制限が「FICから送信する通信」と「FICが受信する通信」の双方向に適用されます。そのため、例として1Gbpsの場合は「FICから送信する通信」1Gbps、「FICが受信する通信」1Gbpsにて通信が可能です。なお、「FICから送信する通信」、「FICが受信する通信」のそれぞれの通信量がご契約帯域を超えた場合、超過分の通信パケットは破棄となりますのでご注意ください。
7.1.7. 注意事項¶
7.1.7.1. ご利用時の注意事項¶
- FIC-Connection AWS(Public VIF)のAWS側の仕様は、AWSのDirectConnectサービスに準じます。詳細は、AWSサイト (AWS Direct Connectについて)をご参照ください。
- AWS Management Consoleなどのお客さまAWS環境の操作方法については、AWSサポート(公式ドキュメントなど)をご確認ください。AWS仕様となりますため、弊社でのサポートやお問い合わせはお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
- FIC-Connection AWS(Public VIF)は閉域接続となります。
- DestinationNATご利用時は、AWSパブリックネットワークからお客様環境へ通信が可能になるため、必要な通信のみ(AWS各種サービスのアドレスや通信ポート等)を許可するようにFIC-FWを合わせてご利用いただくことを推奨します。
AWS、およびFICが双方で受信可能な経路数の上限は以下のとおりです。経路数上限を超過すると通信断となります。
FICからAWS(AWS仕様) |
AWSからFIC-Router |
|
|---|---|---|
最大受信経路数
(Public VIF)
|
1000 ※1 |
15,000 |
注釈
※1 お客さまにて経路数を削減後、5分以内に自然回復します。最大受信経路数の上限はAWS側の仕様によるため、上限拡大をご希望の場合は、AWS側にお問い合わせください。
7.1.7.3. お申し込み時の注意事項(新設)¶
事前にFIC-Routeの作成が完了している必要があります。
- 申し込みのFIC-Connectionに応じて、お客さまのAWS上にPublic Virtual Interfaceを作成いたします。AWS上に作成されるVirtual Interfaceは以下のネーミングルールで作成されます。①FIC-Connection(Paired)PrimaryのVirtual Interface名:FIC-ConnectionのF番(Fから始まる13桁のID)+ act例)F93xxxxxxxxxx-actSecondaryのVirtual Interface名:FIC-ConnectionのF番(Fから始まる13桁のID)+ sby例)F93xxxxxxxxxx-sby
FIC-Connection購入後、お客さまのAWS側操作にてVirtual Interfaceの承認が必要です。
Public VIFを新設する場合
- FIC-Routerに加え、FIC-NAT(グローバルIP、ポリシー設定)が必要です。
- お客さまによるVirtual Interfaceの承認後、AWSが該当Virtual Interfaceを検証いたします。AWSによるVirtual Interfaceの検証が完了するまでBGPが立ち上がりません。この検証を完了するには、 こちら でご案内されているとおり、お客さまAWS環境下で、弊社のグローバルIPアドレスとAS番号を利用することを弊社が許可する証明書(LOA)が必要となります。Connection購入後の履歴ページからLOAをダウンロードのうえ、AWSへ送付してください(LOAのダウンロード手順は チュートリアル をご参照ください)。なお、この承認プロセスや方法については、2021年5月時点のAWS仕様に基づき記載しております。AWS仕様となりますため、AWS側の操作などに関わる弊社でのサポートやお問い合わせはお受けできませんので、あらかじめご了承ください。
7.1.7.5. お申し込み時の注意事項(経路フィルタ)¶
- 経路フィルタ(BGP Filter Ingress)は10Prefixまでフィルタルールの設定が可能(無償)です。FIC-Connection AWS(Public VIF)では、10Prefix単位で上限の追加が可能(有償)です。FIC-Connection AWS(Public VIF)の拡張可能な上限は、BGP Filter Ingress prefix listで400Prefixです。
- 経路フィルタ(BGP Filter Ingress/Egress prefix list)の課金を停止したい場合、上限数をデフォルト値の10に変更後、10prefix以内のフィルタを設定、または経路フィルタを「off」にし、変更申し込みを実施してください。上限数に10以外を設定した状態で経路フィルタを「off」にし、変更申し込みを実施しても上限数は変更されず、課金が継続しますのでご注意ください。
7.1.7.6. お申し込み時の注意事項(廃止)¶
なし