3.1.6. ギャランティアクセスのトラフィックレポート(フロー分析)を確認する¶
3.1.6.1. トラフィックレポート(フロー分析)確認手順¶
左のメニューから「モニタリング」の「トラフィックレポート」を選択します。
「トラフィックレポート」下部にあるリストから、表示対象の「ルーターID」のラジオボタンを選択します。
注釈
「トラフィックレポート」下部にあるリストから、確認したい「ルーターID」を検索する場合は、「ルーター名」の文字の一部を入力するか、「ルーターID」欄からプルダウンで直接選択して、[検索]ボタンを押下します。検索条件の一致により絞り込まれた「ルーターID」(ルーター)がリストに表示されます。
リスト表示には、メイン・バックアップとなる回線の「メイン/バックアップ」と、その「アクセス回線ID」、および種別として「アクセス回線種別」が表示されます。
- 選択したルーターのトラフィックレポート(フロー分析)が表示されます。「アプリ」、「送信元IP」、「宛先IP」、「送信元ポート」、「宛先ポート」、「プロトコル」のトラフィックレポート(フロー分析)は、以降の手順にて表示条件の指定にあわせた表示を行うことができます。
項目 |
説明 |
アプリ ※1 |
アプリケーション単位でのトラフィックレポート(フロー分析)を表示します。 |
送信元IP |
送信元のIPv4アドレス単位でのトラフィックレポート(フロー分析)を表示します。
インターネット接続通信が上りの場合、ルーターのグローバルIPv4アドレスのみ表示します。
|
宛先IP |
宛先のIPv4アドレス単位でのトラフィックレポート(フロー分析)を表示します。
インターネット接続通信が下りの場合、ルーターのIPv4アドレスのみ表示します
|
送信元ポート |
送信元のポート番号単位でのトラフィックレポート(フロー分析)を表示します。
インターネット接続通信が上りの場合、NAT後のポート番号のみ表示します。
|
宛先ポート |
宛先のポート番号単位でのトラフィックレポート(フロー分析)を表示します。
インターネット接続通信が下りの場合、NAT後のポート番号のみ表示します。
|
プロトコル ※2 |
プロトコル単位でのトラフィックレポート(フロー分析)を表示します。 |
注釈
- ※1 識別できないアプリケーションは、"unknown"で表示されます。
- ※1 トラフィックレポート(フロー分析)では、アプリケーションの識別にシスコ社が開発したCisco IOSソフトウェアのNBAR(Network-Based Application Recognition)を利用しています。 識別されるアプリケーションの詳細は こちら を参照ください。
- 「特定通信ブレイクアウト推奨通信」では、以下のような通信を対象にアプリケーション識別を行っています。会議ツール(例:Microsoft Teams/Cisco Webex Meetings/Zoom Cloud Meetings)、SaaSサービス、Windows Update関連通信アプリケーションの識別には、Cisco社が開発したNBARプロトコルパックCisco IOSソフトウェアのNBAR(Network-Based Application Recognition)を利用しています。そのため、実際のトラフィック量と完全に一致するとは限りません。
- 識別情報
Windows Update ⇒ms-update, windows-update
Microsoft 365 ⇒ ms-office-365, ms-office-web-apps
Cisco Webex Meetings ⇒ webex-meeting
Box ⇒ box
Zoom Cloud Meetings ⇒ zoom-meetings
Microsoft Teams ⇒ ms-services, stun-nat,ms-teams
以下の通信は現用プロトコルパックでは未対応のため、別のアプリケーションとして識別されます。Google Meet ⇒ google-services, stun-nat
- ※2 表示されるプロトコルのリストは こちら を参照ください。
- 5GB(ライト)プランをご契約のお客さまは「アプリ」のタブのみご利用いただけます。トラフィックレポート(フロー分析)のプランについては「プランと機能詳細」をご参照ください。
- 「トラフィック取得条件」欄に、グラフで表示させたい「データの集計数」、「期間」、「データの集計間隔」、「通信方向」を下記表に従ってそれぞれ指定します。各項目指定完了後、[更新]ボタンを押下します。
項目 |
説明 |
今月のデータ取り込み量 |
フローの取り込み量/ご契約している月間の制限値を表示します。
フローの取り込み量、月間の制限値については「プランと機能詳細」をご参照ください。
|
データの集計数 |
インターネット、VPNそれぞれのフローデータの利用量ランキングを表示します。
TOP10+Othersを選択のお客さまはTOP11以降、TOP100+Othersを選択のお客さまはTOP101以降は、「その他」として合算し、ランキングに表示します。
|
期間 ※1 |
グラフの横軸となる期間を設定します。最大92日まで指定できます。
「期間」の「指定期間」を選択した場合は、「指定期間」の右横にある入力項目をクリックし、開始日と終了日はカレンダーから、開始時刻、終了時刻はプルダウンから指定します。
|
データの集計間隔 ※2 |
グラフのプロット間隔を指定します。
|
通信方向 |
選択した「ギャランティアクセス」における通信方向を指定します。
|
注釈
- ※1 「指定期間」の開始時刻と終了時刻は、「データの集計間隔」に応じた 「指定する開始時刻と終了時刻(推奨)」 を指定してください。推奨と異なる指定をした場合、開始時刻と終了時刻を含むグラフデータ(最初と最後の積み上げ面グラフや折れ線グラフの集計間隔)の通信量は、正しい精度で表示されません。例)指定する期間(データの集計間隔が15分間隔の場合)JST(8月3日 10:15~8月5日 11:45):推奨JST(8月3日 10:05~8月5日 10:50):非推奨。 0、15、30、45分のいずれかで指定してください。
- ※2「データの集計数」で「TOP100 + Others」を選択した場合、指定した期間ごとに「データの集計間隔」は下記のとおり自動選択されます。
期間を7日以内に指定した場合:5分平均
期間を8日から14日以内に指定した場合:15分平均
期間を15日以上に指定した場合:1日平均
- ※2 通信量の「TOP10 + Others」は、指定する期間内の通信でTop10のものとなります。なお、Top10以降のotherの内訳はフローデータグラフでは確認できません。すべてのフロー情報が必要な場合は、フローデータ参照APIにて確認可能です。詳細は こちら を参照ください。
- 5GB(ライト)プランをご契約のお客さまは「データの集計数」の表示数は「TOP10 + Others」のみご確認いただけます。トラフィックレポート(フロー分析)のプランについては「プランと機能詳細」をご参照ください。
「取得の結果」欄にて、「選択ルーター」のルーターID、ルーター名、「選択回線」のアクセス回線ID、アクセス回線名、「契約帯域」のインターネット、VPNごとの契約帯域が確認できます。
「グラフ表示切替」欄にて、「グラフ種別」、「単位」を下記表に従ってそれぞれ指定します。
項目 |
説明 |
グラフ種別 |
グラフの形式を切り替えることができます。
|
単位 |
グラフの縦軸となる単位を指定します。
|
- [分析結果とご提案]ボタンを押下することで、表示中のグラフから通信の混雑判定を行います。ご利用中のアプリケーションを時間帯別に分析し、お客さまの課題に沿ったdocomo business RINK機能のご提案が表示されます。提案内容例・特定アプリ(特定通信ブレイクアウト推奨通信)において、「特定通信ブレイクアウト」のご利用を提案。・ギャランティアクセスの契約帯域拡大を推奨。
注釈
「分析結果とご提案」はアプリケーションでのみ提供しております。
「インターネット接続通信」欄では、手順3.から、手順6. までのトラフィック状況の表示における条件を選択すると、その条件と一致した内容でインターネット接続のトラフィックレポートが表示されます。
項目 |
説明 |
備考 |
TOP |
通信量のランキングを表示します。 |
TOP10+Othersを選択のお客さまはTOP11以降、TOP100+Othersを選択のお客さまはTOP101以降は、「その他」として合算し、ランキングに表示します。 |
色 |
該当順位のグラフの凡例色を表示します。 |
|
表示 |
該当順位のグラフをグラフ上から表示、または非表示にするためのチェックボックスです。 |
チェックボックスは複数選択可能です。 |
種別名
(例:アプリケーション)
|
該当順位の種別を表示します。 |
|
通信量(Mbyte) |
フロー分析期間の合計通信量を表示します。
通信量(Mbyte)で順位が決定します。
|
小数点第3位まで表示します。 |
パーセント |
フロー分析期間の合計通信量に対して、ランキングごとの割合をパーセントで表示します。 |
小数点第3位まで表示します。 |
平均トラフィック(Kbps) |
フロー分析期間の平均トラフィックを表示します。※ |
小数点第3位まで表示します。 |
注釈
- ※ フロー分析期間でトラフィックが観測されたデータのみで平均を算出します。
- 手順6で「スループット(bps)」を選択した場合、グラフ内に選択したルーターのインターネット接続通信における契約帯域が、棒線で表示されます。契約帯域の表示は、「契約帯域」の「表示」項目にあるチェックボックスでオン/オフの切り替えが可能です。
- 「トラフィックレポート(総量表示)」と「トラフィックレポート(フロー分析)」では、データの算出方法・取得タイミングが異なるため、表示される通信量に差分が生じます。正確な通信量に関しては「トラフィックレポート(総量表示)」をご確認ください。
「VPN接続通信」欄では、手順3.から、手順6. までのトラフィック状況の表示における条件を選択すると、その条件と一致した内容でVPN接続のトラフィックレポートが表示されます。
項目 |
説明 |
備考 |
TOP |
通信量の順位を表示します。 |
TOP10+Othersを選択のお客さまはTOP11以降、TOP100+Othersを選択のお客さまはTOP101以降は、「その他」として合算し、ランキングに表示します。 |
色 |
該当順位のグラフの凡例色を表示します。 |
|
表示 |
該当順位のグラフをグラフ上から表示、または非表示にするためのチェックボックスです。 |
チェックボックスは複数選択可能です。 |
種別名
(例:アプリケーション)
|
該当順位の種別を表示します。 |
|
通信量(Mbyte) |
フロー分析期間の合計通信量を表示します。
通信量(Mbyte)で順位が決定します。
|
小数点第3位まで表示します。 |
パーセント |
フロー分析期間の合計通信量に対して、ランキングごとの割合をパーセントで表示します。 |
小数点第3位まで表示します。 |
平均トラフィック(Kbps) |
フロー分析期間の平均トラフィックを表示します。※ |
小数点第3位まで表示します。 |
注釈
- ※ フロー分析期間でトラフィックが観測されたデータのみで平均を算出します。
- 手順6で「スループット(bps)」を選択した場合、グラフ内に選択したルーターのVPN接続通信における契約帯域が、棒線で表示されます。契約帯域の表示は、「契約帯域」の「表示」項目にあるチェックボックスでオン/オフの切り替えが可能です。
- 「トラフィックレポート(総量表示)」と「トラフィックレポート(フロー分析)」では、データの算出方法・取得タイミングが異なるため、表示される通信量に差分が生じます。正確な通信量に関しては「トラフィックレポート(総量表示)」をご確認ください。
トラフィックレポート(フロー分析)をCSVファイル、またはPDFファイルとして、ダウンロードする場合「トラフィックレポート(フロー分析)データをダウンロードする」へお進みください。
3.1.6.2. 通信の検索を設定する¶
「トラフィック取得条件」にて「トラフィックレポート(フロー分析)を確認する」の「手順4.」を実施します。
「系列の基準」 にて、表示される種別をプルダウンより選択します。
- 「フィルタパターン」 にて、選択したフィルタパターンを表示します。「特定通信ブレイクアウト推奨通信」では、会議ツール(例:Microsoft Teams/Cisco Webex Meetings/Zoom Cloud Meetings)、SaaSサービス、Windows Updateに関連する通信を対象として通信の内訳を表示できます。「特定通信ブレイクアウト」の検討にご活用ください。なお、必ずしもブレイクアウト対象の通信と一致するものではございませんので、あらかじめご了承ください。「フィルタパターン呼出」では、過去に「フィルタパターン保存」で保存したフィルタを表示します。「フィルタパターン保存」方法は「手順8.」をご参照ください。
注釈
- 「特定通信ブレイクアウト推奨通信」では、以下のような通信を対象にアプリケーション識別を行っています。会議ツール(例:Microsoft Teams/Cisco Webex Meetings/Zoom Cloud Meetings)、SaaSサービス、Windows Update関連通信アプリケーションの識別には、Cisco社が開発したNBARプロトコルパックCisco IOSソフトウェアの NBAR(Network-Based Application Recognition) を利用しています。そのため、実際のトラフィック量と完全に一致するとは限りません。
- 識別情報
Windows Update ⇒ms-update, windows-update
Microsoft 365 ⇒ ms-office-365, ms-office-web-apps
Cisco Webex Meetings ⇒ webex-meeting
Box ⇒ box
Zoom Cloud Meetings ⇒ zoom-meetings
Microsoft Teams ⇒ ms-services, stun-nat,ms-teams
以下の通信は現用プロトコルパックでは未対応のため、別のアプリケーションとして識別されます。Google Meet ⇒ google-services, stun-nat
- 「フィルタの追加」では、グラフに表示したい任意の条件の通信を設定できます。[+]ボタンを押下して、下記の表に従ってリストへ追加します。リストから削除する場合は、ゴミ箱アイコンを押下します。フィルタを適用する際は、文字列に完全一致させる必要があります。なお、設定するフィルタ数は10件以内を推奨します。
フィルタ種別 |
フィルタ内容 |
必須/任意 |
入力形式 |
送信元IPアドレス |
検索したい送信元IPv4アドレスを入力します。 |
任意 |
ドット区切りの半角数字。
文字数15文字まで。
|
宛先IPアドレス |
検索したい宛先IPv4アドレスを入力します。 |
任意 |
ドット区切りの半角数字。
文字数15文字まで。
|
送信元ポート番号 |
検索したい送信元ポート番号を入力します。 |
任意 |
半角数字。 |
宛先ポート番号 |
検索したい宛先ポート番号を入力します。 |
任意 |
半角数字。 |
プロトコル |
検索したいプロトコルを入力します。 |
任意 |
半角数字。 |
アプリケーション |
検索したいアプリケーションをプルダウンより選択します。 |
任意 |
プルダウンより選択。
なおテキストボックスにキーワードを入力すると選択肢内を検索することができます。
|
- 「フィルタ」に表示されている「フィルタ種別」、「フィルタ内容」が正しいことを確認します。設定したフィルタパターンを登録する場合は、次手順へお進みください。登録しない場合は、「手順12.」から進めてください。
[フィルタパターン保存]ボタンを押下します。
注釈
フィルタパターンは最大10件まで保存でき、保存数はテナント単位で共通となります。
「現在のフィルタ設定を保存しますか。」の画面が表示されますので、「フィルタ名」を入力します。
「フィルタ名」、「フィルタ内容」を確認し[保存]ボタンを押下します。
「保存しました。」の画面が表示されますので、[閉じる]ボタンを押下します。
[取得]ボタンを押下します。
「取得の結果」にて「トラフィックレポート(フロー分析)を確認する」の「手順5.」を実施します。
「グラフ表示切替」にて「トラフィックレポート(フロー分析)を確認する」の「手順6.」を実施します。
「インターネット接続通信」欄では、手順1.から、手順10. までのトラフィック状況の表示における条件を選択すると、その条件と一致した内容でインターネット接続のトラフィックレポートが表示されることを確認します。グラフの確認方法は「トラフィックレポート(フロー分析)を確認する」の「手順8.」をご参照ください。
「VPN接続通信」欄では、手順1.から、手順10. までのトラフィック状況の表示における条件を選択すると、その条件と一致した内容でVPN接続のトラフィックレポートが表示されることを確認します。グラフの確認方法は「トラフィックレポート(フロー分析)を確認する」の「トラフィックレポート(フロー分析)を確認する」の「手順9.」をご参照ください。
トラフィックレポート(フロー分析)をCSVファイル、またはPDFファイルとして、ダウンロードする場合「トラフィックレポート(フロー分析)データをダウンロードする」へお進みください。
3.1.6.3. トラフィックレポート(フロー分析)データをダウンロードする¶
「トラフィック取得条件」に基づく表示条件の指定に一致した内容のトラフィックレポートをCSVファイル、またはPDFファイルとして、ダウンロードが可能です。 5GB(ライト)プランをご契約のお客さまは、PDFファイルとしてのダウンロード機能のみご利用いただけます。以下の手順でダウンロードすることができます。
「取得の結果」の[ダウンロード]ボタンを押下し、「ダウンロード(CSV)」または「ダウンロード(PDF)」を押下します。
ダウンロードが完了後、CSVファイルでは「CSVファイル出力項目」PDFファイルでは「PDFファイル出力項目」の項目で出力されます。
CSVカラム名 |
項目名 |
説明 |
timestamp |
タイムスタンプ |
記録した日時を表示します。 |
terminalId |
ルーターID |
選択したルーターの「ルーターID」を表示します。 |
customerNote |
ルーター名 |
選択したルーターの「ルーター名」を表示します。 |
circuitId |
アクセス回線ID |
選択したギャランティアクセスの「アクセス回線ID」を表示します。 |
network |
通信種別 |
「internet」または「vpn」を表示します。 |
direction |
通信の方向 |
通信の方向(上り/下り)を表示します。 |
rank |
ランキング |
通信量のランキングを表示します。 |
value |
通信の内訳 |
該当順位の内訳を表示します。 |
bitPerSec |
bps(ビット/秒) |
bps(ビット/秒)単位のトラフィックを表示します。 |
packetPerSec |
pps(パケット/秒) |
pps(パケット/秒)単位のトラフィックを表示します。 |
番号 |
項目名 |
説明 |
① |
グラフ種別 |
取得するグラフの内訳種別(アプリケーションなど)を表示します。 |
② |
期間 |
指定した期間を表示します。 |
③ |
データの集計間隔 |
指定した集計間隔を表示します。 |
④ |
通信方向 |
指定した通信方向を表示します。 |
⑤ |
テナントID |
SDPFのテナントIDを表示します。 |
⑥ |
選択ルーター |
選択したルーターの「ルーターID」、「ルーター名」を表示します。 |
⑦ |
選択回線 |
選択したギャランティアクセスの「アクセス回線ID」、「アクセス回線名」を表示します。 |
⑧ |
契約帯域 |
インターネット、VPNごとの「契約帯域」を表示します。 |
⑨ |
フィルタ |
通信の検索を利用した場合のみ、検索したフィルタの内容を表示します。 |
⑩ |
インターネット接続通信 |
取得したインターネット接続のトラフィックレポート(フロー分析)グラフを表示します。 |
⑪ |
VPN接続通信 |
取得したVPN接続のトラフィックレポート(フロー分析)グラフを表示します。 |