ベアメタルサーバーにおけるNIC冗長化の方法を教えてください。
ベアメタルサーバー, 仕様
2017年12月25日 (2021年5月1日:更新)
Smart Data Platform オフィシャルテンプレートのRed Hat Enterprise Linux 7 イメージより作成いただきました、ベアメタルサーバーのホストOS(Red Hat Enterprise Linux)における物理NIC の冗長化の手順は以下の通りでございます。
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1. Smart Data Platform クラウドコンピューティングコントロールパネルにて、 ベアメタルサーバーの同じプレーンに接続する物理NIC 2つがそれぞれ接続している物理ネットワーク機器に、 それぞれ同じロジカルネットワークを接続
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以下チュートリアルにてご案内を行っております方法にて、ベアメタルサーバーの同じプレーンに接続する物理NIC 2つがそれぞれ接続している物理ネットワーク機器に、それぞれ同じロジカルネットワークの接続をご実施ください。
接続する際は、それぞれ同じセグメント種別を指定ください。
また、セグメント種別にてvlan を使用する場合には、セグメントID(VLAN ID)についても、それぞれ同じセグメントID を指定ください。
■チュートリアル
チュートリアル – ベアメタルサーバー – 物理NICに接続するロジカルネットワークの追加
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2. ベアメタルサーバーのホストOS(Red Hat Enterprise Linux 7)にて、インターフェイスの冗長化および冗長化したインターフェイスへIP アドレスを設定
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ベアメタルサーバーのホストOS(Red hat Enterprise Linux 7)のShell にて、以下コマンドを実行いただき、インターフェイスの冗長化をご実施ください。
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2-1. ベアメタルサーバーの同じプレーンに接続する物理NIC#1, #2 のIPv4, IPv6 の無効化
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# nmcli connection modify [physical_connection_name_1] autoconnect on ipv4.method disable ipv6.method ignore
# nmcli connection modify [physical_connection_name_2] autoconnect on ipv4.method disable ipv6.method ignore
※physical_connection_name_1 にはベアメタルサーバーの物理NIC#1 に対応する既存のコネクション名をご指定ください。
※physical_connection_name_2 にはベアメタルサーバーの物理NIC#2 に対応する既存のコネクション名をご指定ください。
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2-2. ベアメタルサーバーの同じプレーンに接続する物理NIC#1, #2 を利用したボンディングインターフェイスの作成
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# nmcli connection add type bond con-name [bond_connection_name_1] ifname [bond_interface_name_1] miimon 100 updelay 0 downdelay 0 mode active-backup primary [slave_interface_name_1] # nmcli connection add type bond-slave ifname [slave_interface_name_1] master [bond_interface_name_2] # nmcli connection add type bond-slave ifname [slave_interface_name_2] master [bond_interface_name_2]
※physical_connection_name_1 にはベアメタルサーバーの物理NIC#1 に対応する既存のコネクション名をご指定ください。
※physical_connection_name_2 にはベアメタルサーバーの物理NIC#2 に対応する既存のコネクション名をご指定ください。
※bond_connection_name_1 にはボンディングインターフェイス用に新たに作成するコネクション名をご指定ください。
※bond_interface_name_1 には新たに作成するボンディングインターフェイス名をご指定ください。
※slave_interface_name_1 にはボンディングインターフェイスのスレーブとなる、ベアメタルサーバーの物理NIC#1 のインターフェイス名をご指定ください。
こちらは、ボンディングインターフェイスがプライマリとして利用する物理NIC となります。
※slave_interface_name_2 にはボンディングインターフェイスのスレーブとなる、ベアメタルサーバーの物理NIC#2 のインターフェイス名をご指定ください。
こちらは、ボンディングインターフェイスがセカンダリとして利用する物理NIC となります。
※bond_interface_name_2 にはボンディングインターフェイス名をご指定ください。従いまして、「bond_interface_name_1」にてご指定いただきました値を同様にご指定ください。
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(「2-3.」は、「1.」にてロジカルネットワークとの接続を行った際に、セグメント種別に「flat」を利用した場合にのみ追加でご実施ください。)
2-3. ボンディングインターフェイスへのIP アドレスの手動設定(必要に応じてデフォルトゲートウェイ等のパラメータも追加指定ください。)
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# nmcli connection modify [bond_connection_name_2] autoconnect on ipv4.method manual ipv4.address [ip_address_1]
※bond_connection_name_2 にはボンディングインターフェイスのコネクション名をご指定ください。
従いまして、「bond_connection_name_1」にてご指定いただきました値を同様にご指定ください。
※ip_address_1 にはボンディングインターフェイスにアサインするIP アドレスをCIDR 形式にてご指定ください。
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(「2-4.」は、「1.」にてロジカルネットワークとの接続を行った際に、セグメント種別に「vlan」を利用した場合にのみ追加でご実施ください。)
2-4. ボンディングインターフェイスのIPv4, IPv6 の無効化
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# nmcli connection modify [bond_connection_name_2] autoconnect on ipv4.method disable ipv6.method ignore
※bond_connection_name_2 にはボンディングインターフェイスのコネクション名をご指定ください。
従いまして、「bond_connection_name_1」にてご指定いただきました値を同様にご指定ください。
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(「2-5.」は、「1.」にてロジカルネットワークとの接続を行った際に、セグメント種別に「vlan」を利用した場合にのみ追加でご実施ください。)
2-5. ボンディングインターフェイスを利用したVLAN インターフェイスの作成
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# nmcli connection add type vlan dev [bond_interface_name_3] con-name [vlan_connection_name_1] ifname [vlan_interface_name] id [vlan_id]
※bond_interface_name_3 には新たに作成するVLAN インターフェイスが利用するボンディングインターフェイス名をご指定ください。
従いまして、「bond_interface_name_1」にてご指定いただきました値を同様にご指定ください。
※vlan_connection_name_1 にはVLAN インターフェイス用に新たに作成するコネクション名をご指定ください。
※vlan_interface_name には新たに作成するVLAN インターフェイス名をご指定ください。
※vlan_id には接続するロジカルネットワークに対応するVLAN ID をご指定ください。
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(「2-6.」は、「1.」にてロジカルネットワークとの接続を行った際に、セグメント種別に「vlan」を利用した場合にのみ追加でご実施ください。)
2-6. VLAN インターフェイスへのIP アドレスの手動設定(必要に応じてデフォルトゲートウェイ等のパラメータも追加指定ください。)
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# nmcli connection modify [vlan_connection_name_2] autoconnect on ipv4.method manual ipv4.address [ip_address_2]
※vlan_connection_name_2 にはVLAN インターフェイスのコネクション名をご指定ください。
従いまして、「vlan_connection_name_1」にてご指定いただきました値を同様にご指定ください。
※ip_address_2 にはVLAN インターフェイスにアサインするIP アドレスをCIDR 形式にてご指定ください。
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2-7. ネットワークの再起動(もしくはOS 再起動)
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# systemctl restart network.service
(# shutdown -r now)
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