インスタンスの停止/起動や再起動を行うとシステム時刻が変更されてしまいます。
サーバーインスタンス
2016年11月2日 (2021年4月30日:更新)
Windows Serverでは、インスタンスの停止/起動や再起動を行うとシステム時刻が協定世界時(UTC)にリセットされて起動し、起動後にNTPサーバーと同期されて、元の時刻に戻ります。
Windows OSのインスタンスでは、協定世界時(UTC)を使用することを推奨いたしますが、下記の回避策の実施により、起動時に協定世界時(UTC)にリセットされることを回避いただけます。
※NTPサーバーと同期できない環境の場合、再起動後システム時刻が異常な値になることがあります。
その際にはインスタンスの停止(Windowsのシャットダウン)と起動を一度実施いただくことにより、システム時刻が正常な値に戻ります。また、その後に再起動を行っても正常な値が保たれるようになります。
回避策
1. コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
2. 下記コマンドを実行し、RealTimeIsUniversal レジストリキーを設定します。
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation" /v RealTimeIsUniversal /d 1 /t REG_DWORD /f
3.下記コマンドを実行し、RealTimeIsUniversalが登録されたことを確認します。
reg query "HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Control\TimeZoneInformation" /s
実行結果にて、
RealTimeIsUniversal REG_DWORD 0x1
が出力されることを確認ください。