Smart Data Platform 開発エンジニアが OpenStack Summit Austinで講演決定

クラウド/サーバー

2016年3月16日 (2021年5月2日:更新)

Smart Data Platform の開発エンジニアが米国Austinで2016年4月に開催されるOpenStack Summitの講演セッションの公募を通過し、講演を行うことになりました。

OpenStack Summitとは


OpenStackの展開やエコシステム運営を行う世界的なコミュニティを運営する非営利団体”OpenStack Foundation” が開催する国際イベントです。年に2回、OpenStackの新しいリリースについて議論する “OpenStack Design Summit” と基調講演やセミナー等が行われる “Main Conference” の2つで構成され、世界中からユーザ、デベロッパー、オペレーターなどが集まります。 “OpenStack Summit Vancouver 2015” では6,000人の参加者があり, Austinでは6000人以上の参加者が見込まれています。

Smart Data Platform / NTTコミュニケーションズ と OpenStack


NTTコミュニケーションズのSmart Data Platformでは、OpenStackをベースに拡張・独自開発を行ってクラウドサービスとしての提供を行っています。

また、NTTコミュニケーションズおよびNTTグループのこれまでのコミュニティへの貢献やパブリッククラウドサービス, Cloudn でのOpenStack利用事例等が評価され、NTTコミュニケーションズは、NTTグループの一員として、2015年10月に東京で開催された “OpenStack Summit Tokyo 2015” において世界で最も優れたOpenStackの利用者に授与される”OpenStack Superuser Award”を、APAC地域から初めて受賞しています。

講演セッション公募の流れ


Main Conferenceにおいて、プレゼンテーションのセッションの大部分はコミュニティメンバーからの公募で選出されます。
通常、1回のサミットで1000件以上のセッション公募への応募があり、コミュニティによる投票およびその後の Track Chair (選考委員会) の選考により、そのうち25-35%のセッションのみが選出され、講演を行う事ができます。

別途、Main Conferenceにおいてはスポンサーとして講演をすることも可能ですが、スポンサーのセッションとは枠は分けられており、ピュアにOpenStackの技術的な開発、運用、利用方法などに関するナレッジを講演するのが公募セッションの特徴です。

NTTコミュニケーションズの公募通過セッション


今回はNTTコミュニケーションズより以下2件のプロポーザルが受諾され、弊社のエンジニアが講演を行います。公演後のビデオはYoutubeなどでも公開されますので、ぜひとも御覧ください。

OpenStack Operation Under a Multi-tenant and Multi-customer Public Cloud Environment

https://www.openstack.org/summit/austin-2016/summit-schedule/events/7004

講演者
  • Charles Mholen Siloy(クラウドサービス部)
  • 寳野雄太(クラウドサービス部)
  • 堀田孝司(クラウドサービス部)
概要
マルチテナント、複数顧客という複雑な状況において、どのようにOpenStackをPublic Cloudとして運用しているかを、Smart Data Platformのケースを元に、運用ナレッジを紹介します。

Private Swift Endpoint

https://www.openstack.org/summit/austin-2016/summit-schedule/events/8609

講演者
  • 松下正樹(技術開発部)
  • 西脇雄基(技術開発部)
  • 小倉真人(技術開発部)
概要
OpenStackにおけるオブジェクトストレージサービスであるSwiftは、通常ではインターネットとの接続性をもつネットワークからでなくてはアクセスできません。このセッションでは、インターネットとの接続性を持たないプライベートネットワークからアクセスできるSwiftのエンドポイントを実現する方法を紹介します。